グラスハート(若木美生)と赤穂

元々なんで読み始めたか、そこまでさかのぼると、ただ単に、ティーンズハートも読み飽きた私がコバルト文庫に移行して、地元の図書館で、ふと手に取ったから。だったりする。これがこんなに長く読み続ける本になろうとは思わなかった。
あらすじをおおまかに話しちゃうと、主人公西条が、いきなりメジャーデビューするバンドに入っちゃう。しかもそのメンバーが音楽の神様とか、変態キーボーディストとか、西条がめちゃめちゃファンだったギタリストだったりして、でも、人間的にまだ未熟なバンドの人たちの成長を描いているみたいな*1そんな感じ。
私が小さい頃から、様々な関わり合いをしてきた音楽がメインの小説、しかも主人公は、バンドのドラムをやっているっていう、わ。私だって思う事もしばしばあって*2共感していた部分も沢山ある。ドラムを叩くときに、こう、いまだ!!パスン!!すっげー気持ちいい!っていう感覚。そういうのを惜しげもなく文章にしてあって、胃がくすぐったいようなそうか、私が感じていたのはそういうことだったんだっていうそんな感じ*3、そして、小説全体が感覚の世界メインに構成されているのを気に入って、シリーズは全て買い揃えていました。挿絵も好きで、今はハチミツとクローバーでおなじみの、羽海野チカさんなのですが、昔、シリーズ1は橋本みつるさんが描いていて、それがその、感覚、に凄くうまくあっていて、私は本当に大好きだったんだけど、グラスハートが、GLASS HEARTになって、シリーズ2。シリーズ名が片仮名から英語になったのにも吃驚したし、挿絵が変わったのにも吃驚したけど、一番吃驚したのは、パワーダウン感があるって事で、昔一冊読むのに、頭の中ぐらんぐらんして、吐き気まででてくるくらい体力を消耗したのに、さらっと読むことができてしまった。たぶん内容が、はっきりと「恋愛物」の匂いになってきているからで、バンドメイン、音楽活動メインで読んできたものにとっては、ちょっと、パワーダウンでした。今月号に至っては、音楽活動は、飾りでしかないような感も否めないっていうか、そんな、感覚。
なーんつってな。たらたら書きすぎました。でも本当に、ずっと離したくない小説、ナンバーワン。

*1:かなり私の主観。多分大きく違います。ごめんなさい

*2:非常に恥ずかしいのですが

*3:最近では、働きマンを読んだときに感じました