女って醜いよなぁ


ヤマシタトモコをきちんと読んだのは、友達から借りた『くいもの処明楽』で、BLでもどちらかというと、男臭い感じの人を書くのがうまいのかなーと思っていたんだけど、次に読んだのがこの本(と、ドントクライ、ガール)でちょっと違和感が。
女の人が思う、女くさい女だ、と漫画を読んで思った、というか、読んでいてあああ、と思う話の連続で、特にぐらぁっときたのは、2話目と5話目。

2話目の主人公は31歳。年を取るのが怖い。今の自分は様々なカードを持っているけど、どれかを捨てなければならないと感じている美容師。
自分が持っているカードはそのままで捨てずに、そしてジョーカーも引かずにいるっていうのが、結局選んだ道、でも私はそれができるかわからない、と自分と比較して落ち込んでみたり。

5話目の主人公は、自己愛と劣等感の間で揺れる腰掛OL(て、あってるかちょっと不安)まぁ劣等感があってこその自己愛なんだけど、そこは置いといて。彼氏の女友達である、生まれも育ちもいい女性に、超かわいい主人公が嫉妬をする話なんだけど、自分が考えている「女」の醜い気持ちがどろどろと出てくる感じがして、読んでいて本当に疲れました。本当に、この漫画を読んでなおかつ「女の子ってかわいい」という推薦文が欠ける椎名軽穂は凄いよ、どちらかというと、「女の子って・・・女って・・・」と自問自答するような漫画だったから特に。
でも、ここまで描けるっていうことは、作者は女が好きで、女である自分のかわいいところも、醜いところも全て許している、そんな感じがします。

5話目に関しては、私は途中までほんとに光が見いだせなくて、読んでいてつらく感じでいたんだけど、最後の一コマと、おまけ漫画でライトになってよかったな。そこらへんの書き分けがうまいのかしら。あとでよんだ『BUTTER』はそんな感じもないし。

あとは、全編にわたり、主人公、脇役がどこかでリンクしているのが、好みの短編の形式なので非常によかったです。

あ、『ドントクライ、ガール』は、ライトでギャグで下ネタで、きちんと少女漫画で面白かった!!