黒パンとチーズ。

アニメの食事シーンや、食漫画が大好きです。
アニメだと、ジブリの食事シーン、サマーウォーズの食事シーンなど、いろいろ思いつくのですが、はじめて「これ食べたい!!」と強く願ったのは『アルプスの少女ハイジ』の、たき火で溶かしたチーズを、黒パンに乗せたもの。です。あぁ、なんて素敵なのマシュウ!!(これは赤毛のアンです)
幼稚園から小学生低学年くらいで、ハイジが好きすぎて、全巻レンタルで借りて見たのですが、2話の食事シーンに私の眼は釘付けでした。おじいさんが小さなナイフで切り分ける人の顔ほどもあるパンも、たき火で溶けていく固まりのチーズも、パンと言ったら食パンだし、チーズと言ったらスライスチーズの私には刺激が強すぎました。同じように山の中に住んで、自然とともに暮らしていたのに、アルプスと栃木の差を噛みしめた幼少時代でした。そうだよね。私のおうちには、わらで作ったベッドはありませんし、子ヤギのユキちゃんも、近所にはペーターすらいないのです。
ハイジがフランクフルトにいたときに出る白パンも気になるんだけど、やっぱり、アルプスの景色ばーん!わらで作ったベッドふわー!チーズがとろー!!のロケーション含め、おじいさんが持っていたパンに夢中。味、食感を想像していた幼い日の思い出があります。
しかし、あの頃から20年近くたち、もう今の私には財力がありますので、再現する事なんぞ容易い!!!ふははは!!!!とおもむろに東急東横店地下、フードショーに行き、それっぽいチーズやらパンを買い、おんじのようにナイフを使い、パンを切って、チーズを串に刺し、直火で溶かしてパンに塗って食べることも可能なのです!ひゃっはー。と思っても、なかなか実行に移すことができません。食べたい、という欲求はあるのですが、あの頃思い描いていた味と、作って食べた時の味が違っているのがなんとなくわかるので、もうこれはこのまま、思い出のアニメごはんとして作らないほうがいいのでは、とぼんやり思っているのでした。

余談ですが、魔女の宅急便でも、キキが電車の中のわらの中で寝るシーンにあこがれ、祖父母の家の倉庫にあるわらで寝たら、チクチクして大惨事になったこともあります。二次元と現実がわかっていない幼少時でした。
そんな私がいま食べたい一番のアニメごはんは、千と千尋の神隠しで、千尋の両親が食べている「何か」です。鶏みたいな小龍包みたいな。トゥルンとしてそうな、あのへんな固まり…。なんか汁っぽいものがでてそうだから小龍包?わかんないけど、私もきっと目の前にあれが出てきたらがつがつと食べます。そして豚になってしまうんです。助けてくれる人がいない!!