アメブロちゃんとはてなちゃんそのいち

口に長いこと入れていたチュッパチャップスをかみ砕いて横を見たけど、相変わらず隣のこの女の人は泣きやむ気配がなくて、せっかく私があげたちいちごミルク味のチュッパチャップスも包装紙のまま右手に握られてるだけで。
せっかく、私が、あげたのに。

「大人が泣くなんておかしくない?」
と思ったことを口に出すと勢いよくこっちを見て口を開こうとして、声にならず目から大粒の涙と口からは嗚咽。
耐え切れなくなったのか大きな声でうわーんと泣きだすこの見た目がいくつか年上の彼女を一体どうしたらいいかわからずにとりあえず、またぼんやりとこのベンチから見える景色を見てる。
「別にさー。何言われてもよくない?」
と口先だけの慰めを言ったら眼鏡を取ってハンカチで顔を抑えながら首を横に勢いよくふる。
「そういうものなの?」
今度は縦に。
なんで私この人が泣いてるのに付き合ってるんだろう。
髪の毛は一回も染めたことがないように黒くて、私の明るめに染めた髪と全然違う。
パーマもかけたことないんだろうな。そんくらい、地味に見える。

少しずつ、しゃくりあげる音が小さくなってきたからまだ握ってたチュッパチャップスを奪い取って包装紙を破って、無理やり彼女の口の中に突っ込む。
びっくりした顔。ひどい顔。
泣きすぎてるのか鼻は真っ赤で、目は腫れてて、本当にひどい顔。
「あまい」
と無理やり笑おうとする彼女の顔をずっと見ちゃう。
眼鏡やめて、コンタクトにすればいいのに。化粧が薄いから?意外と肌がきれいなんだな。思ったより、目が大きくて、整っているし。
「甘い物嫌い?」
「ううん。好きだよ」
「なら早く顔洗ってきてよ。おいしいお店に連れてってあげるから」
年下に言われるなんてどうなのこういうこと!!と強い調子で言うと、ちょっとだけ笑って、彼女はありがとうと言った。


これから、実は一個しか年齢が違わないでアメブロちゃんがうろたえる話とか、アメブロちゃんがCROOZblogちゃんにやり込められる話とか読みたいです。