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弟が結婚した

いきなりだが、わたしは涙もろい。可愛い言い方をすると、泣き虫だ。
感動した時に涙をこらえきれたためしがない。仲がいい従兄弟の結婚式もわんわん泣いてしまい、翌年の年賀状には「あーちゃんずっと泣いてたね笑」と書かれてしまうくらいだし、絶対に泣きすぎてしまうという気持ちから、感動ものの映画は見ない。
トトロでも数回泣き、千と千尋の神隠しでは、最初の千尋が車に乗っているシーンでもう泣く。


そんな泣き虫なわたし、の弟が、先日、結婚式を挙げた。

ずっと「お姉ちゃん」として生きてきた。
弟とわたしは3つ違いで、弟が生まれてしばらくたった頃に、私は弟を殴ったことがあるという。まだふにゃふにゃの赤ん坊である弟を。両親が取られたようで、寂しかったんだろう、と思うんだが、そんなことはもちろん覚えてない。そんなわたしを「おねえちゃんになったっていうことだよ」と両親は怒り、多分それを理解したんだろうわたしは、そこから弟へのねこかわいがり、そしてブラコンの歴史がスタートする。
弟が公園の遊具から落ちて顔を切り、救急車に乗った日、スキーで両足*1を骨折した日、サッカーの試合中にけがをして顔の手術をした、と聞いた日、すべて目の前が真っ暗になったみたいな絶望感を味わっていた。怖い。弟が死んじゃったらどうしよう、という気持ち、忘れられない。

中学、高校、そして最近一緒に飲む皆様は知っているだろう。わたしのブラコンさ。
よく「ブラコン!!」「距離がおかしい!!」と言われたし言われるが、ずっと弟のことが好きだったわけでもない。もちろん疎ましい時期もあり、いまでも覚えているのだが、わたしが大学に落ちた日、弟は高専に受かり(しかも面接で!!!)むちゃくちゃに荒れたこともある。わたしと違って弟は口もうまく要領がよく、そういうところがとても妬ましかった。
が、お互いに年齢を重ね、社会人になり、それでもイラつくことはあるが基本的に弟は可愛く、二人でぎゃあぎゃあとまんがやゲームやファッション*2のことについて話すことが最近は多い。

そんな弟の結婚式、わたしはほぼ、泣かなかった。
唯一ほろりとしたのは、弟の会社の方からのビデオレター。弟はこんなにもしっかりと、大人に、社会人になっていたのだなという思いに胸が詰まり、そっと目頭を押さえたくらいで、サプライズで呼び出されて一緒に歩いた中座の時も、にこにことし、親戚のカメラに残されたわたしはほとんどすべて目がないくらいにこにこしていたしとても楽しかった。


楽しかった。


自宅に帰り、軽く近くの居酒屋で夫婦で食事をし、お風呂に入ったとき、いきなり寂しさが噴き出し、ほろほろと涙が出てとまらない。しかたなく、浴槽で体育座りをしてそのままえーんえーんと泣いていたのだが、そういえば、数年前のわたしの結婚式の時、二次会の最中弟が着信を残してきて、折り返したら式の時も披露宴の時も全然目立って泣いてなかったのに、その電話口だけでぐちゃぐちゃに泣きながら、おめでとう、と電話をしてきたな。ということを思い出してちょっとだけ笑った。
そんなとこも似なくていいのにねぇ。


二人きりの兄弟から、わたしの夫を入れれば四人の兄弟になった。
義理の妹はとてもかわいい。めっちゃラインでやり取りしてるかわいい。このままわたしがブラコンになりシスコンになるのが見えるようで今から怖くもある。

どこかに、今の気持ちを書いておきたかったので。ここで。


追記
弟がfacebookで姉を泣かしに来てるので、もしわたしのfacebookを知ってる方がいたら見てみたら面白いです。あー弟めっちゃ好きだ~~。
そしてきちんというと、私はファザコンであり、マザコンであり、ブラコンであるし、従姉妹のことも従姉妹の子供も愛している、言わばファミコン*3なのだな、と、家族や親せきに会うたび思う

*1:今思うけど両足を折るってどういうことじゃい

*2:これは教えられてばかり

*3:ていうのか?